お金と暮らし 現代の国債と江戸時代の「悪貨」は何が違う?
「政府が借金を増やせば、日本円の価値が下がり、ハイパーインフレになるのでは?」ニュースやSNSでこのような不安を目にすることがあります。特に、江戸時代の田沼意次やその後の幕府による「悪貨(質の悪い貨幣)の乱発」による経済混乱と比較されることも少なくありません。しかし、現代の「国債発行」と江戸時代の「貨幣改鋳(悪貨発行)」は、その仕組みや経済への影響が全くの別物です。今日は、中学生からの質問にあったこの二つの違いを簡単に解説します。1. 江戸時代の「悪貨発行」:中身を削って数を増やす江戸時代の幕府が財政難を解消するために行ったのは、「貨幣の質を落とすこと」でした。仕組み: 金貨や銀貨に含まれる貴...
