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仕事と暮らし

【提言】キャリアコンサルタント資格更新費用は「社会投資」として公費負担とすべきです

1.国家資格化の光と影2016年4月にキャリアコンサルタントは名称独占の国家資格となりましたが、国家資格キャリアコンサルタント制度が発足して以来、その社会的認知度は向上し、キャリア支援の重要性は高まったと言えるでしょうか? 実際、地方に住んでいるとハローワークや地方自治体の関係諸官庁などの就職支援、産業振興窓口の様子からはそれを実感することはできません。ところで、この国家資格化が持つ「光」の裏で、資格保持者に対する「影」の部分、特に更新制度における費用負担のあり方について、大きな疑問が残ります。民間資格の多くのキャリアカウンセラー資格では、現役で活動している専門家に対し、日々の研鑽や勉強会への...
仕事と暮らし

仕事がいやになったら・・「責任感で乗り越える」それが人生を充実させるカギかも

仕事や日々のタスクに取り組む中で、「やらなきゃ」という思いに駆られることはありませんか。実は、その動機付けの質こそが、私たちの精神的な健康と達成感に大きく影響します。物事への取り組み方には大きく分けて「ねばならない信念」と「責任感」の二つがあり、この違いを理解することが、ストレスを減らし充実感を得るための鍵となります。1. 「ねばならない信念」が生むストレス「ねばならない信念」とは、「人から評価されるために」「失敗してはいけないから」といった外部からの圧力や自己否定に根差した動機付けです。「上司に言われたからやるねばならない」「周りの期待を裏切ってはならない」この信念で行動すると、私たちの心は...
お金と暮らし

ステマよりも怖い「ステルス格差社会」:無関心が加速させた日本の不都合な真実 🥶

最近、「ステルスマーケティング(ステマ)」が問題になっていますが、私たちの社会にはもっと深刻で、気づきにくい「ステルス格差社会」が1990年代半ばから静かに進行してきました。これは、格差が固定化し、その存在すら意識されなくなる、日本が直面する最も不都合な現実です。かつて「一億総中流」を謳歌した日本は、なぜこれほどまでに格差が広がり、気づかれにくくなってしまったのでしょうか。その原因を、「政治」「経済・社会構造」「庶民の無関心」の3つの側面から、短く解説します。新型格差社会 (朝日新書811) 価格:825円(税込、送料無料) (2025/9/29時点) 楽天で購入 1. 政治の無策が生んだ「富...
お金と暮らし

ふるさと納税で「1万円以上お得」を実感できる人の年収は?

10月1日以降、ふるさと納税の仲介サイト(ポータルサイト)やポイントサイトが、寄付者に対して金銭的な価値のある独自のポイントや特典を付与することが全面的に禁止されますので急がないと😍ところで、ふるさと納税の魅力は、実質2,000円の自己負担で地域の特産品(返礼品)がもらえること。しかし、この制度で「本当に1万円以上のメリットを実感できるのは誰か?」という疑問を持つ方もいるでしょう。この「お得」を考える上で重要なのが、**「返礼品の価値は寄付額の30%まで」**という国のルールです。この3割ルールを踏まえた上で、1万円以上のリターン(お得)を得るための年収の目安を解説します。【ふるさと納税】 訳...
地方移住と暮らし

農家さんに聞いた 危機的状況、ITと若者だけでは日本の農業は救えない事情

73歳でお米農家を辞めた理由耕作面積2ヘクタール(坪数で約3000坪))の米作農業を辞めた農家さんに聞いた話を紹介します。会社勤めをしていたのですが、親が高齢のため農業(田んぼ作り)が難しくなり、少しだけ早期退職をして実家に帰ってきたそうです。そのきっかけは、帰省した時に年老いた両親が暗い部屋で二人とも黙って質素な昼食をとっていた光景を見たときに、「もう早く帰ってあげないと」と思ったからでした。そして今、実家に帰って20年近くお米農家を続けてきたが、もう限界がきた。これからは草刈りと山の木の伐採(山林や田んぼをたくさん所有している農家でした)だけにしたいとお米つくりを辞める決断をされました。●...
仕事と暮らし

噂話の檻から抜け出すには? 息苦しい「噂」に縛られないで・・・

会社、学校、地域コミュニティ。私たちは様々な組織に属し、その中で人間関係を築いています。しかし、そこには必ずと言っていいほど「噂話」が存在しています。特に、自分が噂の渦中にいると感じたり、誰かの噂話を聞かされるたびに、まるで透明な檻の中に閉じ込められたように息苦しさを感じる人も少なくないようです。もうこんな社会から抜け出したいという思いで「地方移住などを模索している」あるいは「すでに移住をしているがここに来たことを後悔している」といったご相談を受けたことがあります。実際地方に行けば行くほど噂というコミュニケーションが浸透しているように思いますので要注意です。なぜ噂話はこれほどまでに人を苦しめる...
地方移住と暮らし

試してほしい!濡れたTシャツがもたらす究極の涼感体験

日本の夏、9月になろうかというのにエアコンがなければ過ごせないほどの猛暑が続いています。電気代が嵩むのはちょっと辛いですね。ふと学生の頃の記憶を呼び起こすと、真夏のクラブ活動や外遊びで汗だくになった体に、水道水で濡らしたTシャツを着て風に当たるだけで、驚くほど涼しくなった経験を思い出します。肌を通り抜けるひんやりとした風の感覚は、今でも鮮明に蘇ってきます。このシンプルな方法が、実は科学的にも理にかなっていることをご存知でしょうか。一気に体が冷えますので熱中症対策に使えそうです。濡れたTシャツの魔法「気化熱」この現象の鍵を握るのが、「気化熱」です。水が蒸発するとき、周りの熱を奪う性質を利用してい...
お金と暮らし

働く「低所得高齢者」から税金や介護保険料を徴収するのは、悪魔の所業😠

近くのコンビニには80歳ぐらいのご高齢女性が働いています。カウンターからひょっこりとお顔だけが出せるほどに腰が曲がっています。「ご病気になり入院しなくてはいけないのでそのパートを辞められる」とのことでした。いつもお化粧をして本当に一生懸命働いていらっしゃったのですが。働かないと食べていけないことは噂で聞いてはいました。ご主人が先に亡くなられて自分の年金だけでは暮らせない、そんな高齢女性は地方でもたくさんいらっしゃいます。低所得:65歳以上の国民年金受給者から税金を徴収ご主人がなくなられても遺族基礎年金は全ての子が18歳の年度末をむかえるまでの生活保障を目的としているため、その後は自分の国民年金...
お金と暮らし

日本在住者が知っておくべき海外仮想通貨取引の税金

海外の仮想通貨取引所は、レバレッジの大きさから多くのトレーダーにとって魅力的な選択肢となっています。日本国内の取引所と比較して、より大きなリターンを狙える可能性があるため、関心を持つ方が増えています。興味はあるけどなんだか怖いので、もっと基本的なことを知っておきたいと思っている人に、本記事では、海外取引所を利用して収益を上げた日本在住者が知っておくべき税金について短く解説します。海外の仮想通貨取引所を利用して利益が出た場合、「日本の税金はかかるの?」「アメリカの税金も取られる?」と疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、日本に住む私たちが知っておくべき海外取引の税金について、要点を解説します。超...
地方移住と暮らし

農家さんの声から考える、私たちが食べるお米の真実

先日、ある農家さんと話す機会がありました。「スイカをサルに持っていかれた」とか「イノシシが害獣防止網の下の土を掘り起こしてお米を食べ、田んぼが荒らされた」など、なんとも気の毒な会話の中で、日本の主食であるお米の現状について、少しだけ真実を知りました。価格上昇が農家さんの収入に結びつかない現実最近、「お米の価格を上げて、生産者の収益アップを図り、農業の衰退に歯止めをかける」という話を聞くことがあります。消費者としては、日本の農業を守るために必要なことだと受け止めがちです。しかし、農家さんの話を聞くと、この些細な価格上昇が生産者の懐にほとんど届いていない現実が見えてきます。その農家さんがJA(農業...
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