中高年の田舎暮らしは「ボケ防止」になります

田舎暮らし
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田舎暮らしを始めてのんびりと過ごすことは「ボケ」を早めるのでしょうか?

実際に田舎暮らしを始めてみた結果、今迄の仕事のことも忘れて新しい自分を見つけ出すことが健康長寿、ボケ防止の秘訣かもしれないと思うようになりました。

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好奇心を蘇らせてくれた田舎暮らし

田舎暮らしの最初のチャレンジは購入した中古住宅のセルフリフォームでした。真夏の夜間に2ヶ月をかけての作業でしたが、今思えばその時にチャレンジをする喜びを見つけたような気がします。

床板や壁紙張りなど一般的なリフォームから始めて、電気や水道工事までも素人ながらできるようになりました。

素人の自分でも出来たという達成感はありましたが、満足感はありませんでした。「もっとこうすればよかった」「次は何をしよう」と眠る時間すらもったいないほどあれこれと考え続けていました。それは、子供の頃、空想しながら色々なことにチャレンジした時と同じような感覚でした。


廃材で作成した花台

次に田舎暮らしを始めて関心を持つようになったことは、散歩中に見る野草や花などの植物です。
スマホでgoogleレンズ検索をすれば簡単にその植物の名前や特徴が分かりますので、散歩をするのが楽しくなりました。


アロエが野草化していて、少しもぎ取って傷口につけてみたり、レモングラスなどハーブ類も良く見ますのでポプリにしてみたりと、お金を掛けなくても好奇心を満足させるものがたくさんあります。少しだけユーチューブにアップしたりしていました。

また、奇麗な海が近いので、夕日の砂浜を動画してサイトにアップしたり、小さなカヤックを購入して釣りも始めました。

田舎暮らしを始めなければこういった行動意欲は湧かなかったでしょう。

就労意欲の減退は好奇心で乗り切る

厚生労働省の「高齢社会白書」によると、2023年の60歳から64歳就業率70.0%65歳以上就業率は25.2%でした。

私の周りを見るともっと多いような気がします。
働くことは他者とのコミュニケーションが取れますので脳の老化を防げますし、高齢者の再就職先となると今までの経験によるスキルが役立たないような新しい業務に就くかもしれませんので、大いに前頭葉を働かせることが出来るでしょう。

しかし、歳を重ねて経験豊富になってくると結構そういったことが億劫になってしまいます。私の場合それを乗り切る力の源が好奇心でした。

地元でしか働いてこなかった田舎の高齢者が多く在籍する職場では、業務内容を見直して効率化、作業の単純化を進める必要があります。しかし改善案を受け入れてもらうのは非常に難しいです。


その理由は慣れた仕事手順を変えたくない高齢者の同僚、先輩がいるからなのですが、その人たちと歩調を合わせたほうが無難に一日を過ごせるのは間違いありません。

しかし、そのために同調ストレスを感じるというデメリットがあります。これを解消する方法が「論理的に解決策を考える」です。所詮、高齢者ばかりの職場であれば業務内容は単純ですが、それよりもその改善策を職場の人たちに同意をもらい実行することの方が難しいかもしれません。

そこで、その解決方法としてキャリコンのスキルの中から何を活かせばよいかを考えました。この「何をどうやって・・・・したいのですが」をアサーティブコミュニケーションで皆さんに話してみました柔軟性やコミュニケーション能力はどうなんだろう、また誰に同意をしてもうのが一番効果的なのか等々本来の自分のコンサルタント業務のスキルを活用することが出来ました。

たとえ働き甲斐のない業務であっても少し違った角度から人間関係も含めて職場全体を観察し「改善したい好奇心」を掻き立てて、就労意欲の一つにしても良いと思います。


テレビ視聴の時間は短くする

読書は文章を頭の中で映像化したり内容を理解しようと脳を使いますが、テレビでは考えることすら不要な番組が多くあります。長時間のダラダラ・テレビ視聴は前頭葉を使わない「バカ」になると言われています。正解、不正解、黒白の判断もテレビ任せになっていて全くの痴呆状態を作る番組が多く、ボケ製造機と言っても過言ではないでしょう。

ですからテレビ画面で見るものは、良質のドラマやドキュメンタリー、プライムビデオやユーチューブ,Netflixなどで見たいものだけを見るようにしています。

テレビ視聴時間を短くすることは「ボケ防止」につながるという脳神経医の先生も本に書かれていますので、ぜひ読んでみてください。


田舎に移住しても若々しく行動

結局、中高年の人が田舎暮らしを始めた場合、自ら動きだすことをしないとその後の人生はつまらないものになってしまいます。

移住する前にやってみたいことを具体的に計画しておくことをお勧めします。何も趣味がないのでのんびりと過ごすことだけを目的とすると「ボケ」が早まります。「子供のころの夢」を思い出して、本当に自分がやりたかったことは何かを考えてみると良いです。

高齢になって再就職でパート職に就いた人の中には、休日はひたすらビールを読みながらダラダラと過ごす人はたくさんいます。楽しみがそれしかない人の場合、仕事も「ねばならない信念」で働いていて詰まらなそうですし、なんだか話していても面白くないなって思います。

私が働いているスポーツセンターには、65歳以上の人がバドミントン、テニス、太極拳、インディアカなどに頻繁に通ってこられています。参加者はほぼ毎回同じ人たちなのですが、運動をすることで脳内にセロトニンとエンドルフィンを多く分泌されているのか、とても穏やかで生き生きとされています。

田舎のスポーツセンターは利用者が少ないので、平日であれば使い放題なのです。
運動習慣は認知症の予防に有効ですので、薬に頼らない「ボケ防止」でしょう。

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和田秀樹先生の本は、さらっと読めてとてもためになりました。


田舎で暮らせば今よりもローライフを楽しめるのは間違いありませんが、脳や体を動かし続ける習慣を早く身につけたほうが良いというのが私の結論です。

いろいろなことに好奇心をもってチャレンジをすれば、「子供の頃は一日が永かった」と感じていたような充実した毎日が送れると思います。

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