田舎に移住をして就職すると・・・こんな感じでした・・・その1

田舎暮らし
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田舎暮らしを始めて四度目の冬を迎えます

のんびりと田舎暮らしを計画されている都会暮らしのシニアの方たちに、私の田舎移住後の仕事について紹介させていただきます。

※ 公に伝えられるような内容ではありませんので、読んでいただいた方は参考程度に認識していただきますようお願いします。

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経験や資格が生かせる仕事はありません。

最初に就いた仕事は、移住相談支援員という行政機関の指定管理事業を請け負っている地方の一般企業です。

予算の関係で前の職員の方が給与額の激減を理由に退職されたための1年間の臨時的な採用でした。

給与額は14万4000円と少ないのですが、勤務日数が18日ですし、今迄のファイナンシャルプランナーやキャリアカウンセラーとして生活支援や就職支援の経験も生かせると思い働くことにしました。

しかし、その経験や資格は活用できる職務内容ではありませんでした。
処遇も経験や資格は考慮されません。同時に採用された女性は全くの素人で、無関係の短期パート職を何度か経験されている人でしたが、給与面等の待遇は私と全く同じ条件でした。

移住相談支援業務に臨む姿勢と言えば、形式的に支援金の説明、空き家バンク紹介などを行っていればよいという感じで、移住希望者に真剣に寄り添った現実的な支援とは程遠いものでした。

田舎の行政機関でも、地域のよっては力の入れ方が違っているようでした。近隣の行政区は、各地域ごとに支援協力者を置くなどして、ナマの田舎生活の実態を見学させているところもあったようです。

真剣に市民の行政サービスに取り組んでいるかどうかは、市役所や支所の窓口の対応態度や雰囲気で判別できますが、何よりも移住候補地の一般の人と多くの接触してみることが大切です。

たいていの場合、移住相談支援員はその地域の観光ガイド的に良い面を強調しますし、相談支援員はたいていの場合非常勤の方が多いのでそうせざるを得ない事情があります。

仕事を選ぶ余地はありません。

次に就職した先は、小さな機械部品の中小中企業でした。

希望職種がないため仕方なく最低賃金の製造業に入りましたが、雑用で30キロ以上の金属部品を計って運ぶ、ベアリングのボールを機械で舐め込むなどの作業です。

私が生活保護者の支援業務をしていた時には、就労支援活動の一貫で草刈り機などの労働をしていましたので体力には自信がありましたが、ここではすぐに腰を痛めました。

その小さな工場で働いている人たちが一日中薄暗い作業所で機械の雑音にもめげず低賃金の中で油まみれになって働く健気さには、頭が下がる思いでした。

働いていたのは近所の中高年主婦や退職した高齢男性、若い男女といった社員構成でした。

賃金に関しては派遣会社に登録をして働いた方が、同じ仕事であっても高いです。

私の場合、直接ハローワーク紹介での採用でしたが最低賃金でした。派遣で入った人の方が時給で約200円も高かったのには驚きました。

田舎であっても、都市部であってもシニアで世代が就職するときには同様のことが言えますが、都市部であればまだ選択の余地があります。
しかし、田舎であれば選択の余地はありません。

ですから次に、比較的低賃金でも安心して働けそうな市役所の会計年度任用職員パート(8時間未満)を狙うことにしました。


市役所の会計年度任用職員パート(8時間未満)で働いてみたら

三度目の仕事は「運動公園の管理人」で今も継続しています。
給与額は13万5600円です。一日7時間、ひと月に20日~22日の勤務です。

勤務時間は1日に2人交代制で、早出の場合午前8時出勤ですが6時出勤ということもあります。遅出の場合午後10時までとなっており、その勤務を3人で繰り返します。

ひと月21日以上勤務の場合、時間給にすると県で定められた最低賃金を下回りますが、一年を平均して計算すると、何とか最低賃金以上になります。

仕事内容は、管理人と言ってもほぼ作業員です。
草刈り、運動用具や古い建物の修理、8か所のトイレ掃除、少し離れたところにある施設の管理に自家用車を使用します。

自家用車貸借契約などはありませんしガソリン代も出ません。交通事故でも起こせば勤務中の事故であっても個人の任意保険で対処するしかありません。

また、利用者の受付などの仕事は作業の途中で管理室に戻ってしますが、管理室を不在にすることは頻繁にあります。その間に電話予約や窓口来客があった場合の対応が異常です。

まず、電話に転送機能、ナンバーディスプレイは付いていません。屋外での作業中など、受付窓口には「恐れ入りますが、こちらに電話をしてください。職員個人所有の電話番号を表示」の掲示をしておきます。

もちろん個人携帯の貸与契約などはありません。管理人の個人情報丸出しです。

個人情報については体育施設利用者受付簿に他の利用者の氏名、電話番号が分かるようになっていて、これもダダ洩れです。

施設内の故障個所などの修理は、職員が自主的に道具を持参して治しますし、修理部品などの調達も、管理人が負担する場合があります。

早く直す必要があっても部品材料など頼んで2ヶ月かかることもあります。また「予算がない」と拒否されることもあります。

受付業務の処理では、昭和の時代の「紙ベース」ですし、十数冊の帳簿はパソコンで一つのファイルに収まる程度のものです。
また利用料の取り決めが異常に詳細まで条例で決められていますし、処理時間の無駄のオンパレードです。
詳細までは描けませんが、その事実は皆さん驚愕されると思います。

以前、山口県阿武町で支援金の高額ご送金(フロッピーディスクでの入金データ)の事故がありましたが、田舎の市役所ではこういった間違いがあっても不思議ではないように思います。

何しろ、ここでもパソコンはありますが、通信回線は電話回線のADSLですし、運動公園予約システム以外は利用不可で、メールすら使えないように設定しています。ですから連絡はメモ用紙と電話を使ってのやり取りです。

採用については、田舎では市役所本庁ではなく市役所支所が独自に会計年度任用職員(非常勤)を募集しています。支所において確実に採用を決めていると言えます。

なんだかんだと信じられない実態はありますが、一番の問題点は市役所職員が普通に挨拶すらできない人がたくさんいるということです。

また、この職場に来て最も異常に感じたことは、この地域の人の笑顔をほとんど見ないということです。怖いくらいに🤬🤬🤬🤬

それでも、美味しい仕事なのかもしれません。

ちなみに市役所内には全体の40%以上の非常勤がいますが、雇用条件はどこの部署でもほぼ同じ条件です。
正職員の年収を時給にすると、非常勤はその約3分の1の賃金です。

それでも田舎では美味しい仕事なのか、あるいは囲い込みなのか、非常勤職員の大部分が正職員の家族や関係者の推薦、紹介があった人、公務員のOBが多いようです。

非常勤は年度更新で継続は3年が限度なのですが、近隣の支所の管轄内で同じような仕事をすれば継続して働けます。また同一管轄内でも部署を変わればひと月以上の期間を開ければ継続できるようです。

こういった働き方をする非常勤の人たちは、お互いにうまく回し合っているようなのですが、支所とすればそうしてもらう方が助かっているのかもしれません。


待遇や職務内容の良い仕事は、コネのない人にはありません。

そんなこんなで働いてみた感想ですが、歪んだ卑屈な感想ではなく、私がいろいろなところに応募してみた事実と主観です。

ハローワーク等の国の行政機関の臨時職員採用であっても、すでに決定しているにもかかわらず「形式的に公募しました」の痕跡が必要なのかもしれません。

特に市役所関係のOBの再就職コミュニティーが定着していますので、たとえスキルが高くてもコネのない移住者が応募したところで、良い仕事に就くのは難しいと思います。

もし、Uターンで田舎移住を考えている人は、事前に移住先の田舎の知り合いなどにコネクションをとっておかれる事をお勧めします。

これからも、移住先の仕事に就て感じたことをこのブログで紹介させていただきますので、ぜひ読んでいただくと幸せます。

また、ボランティアで移住相談も承っていますので、田舎暮らしの詳細、(ブログに書けないような内容もあります)を知りたい方は、コメント欄にお寄せください。

最後に

今、一緒に働いている大阪からUターン移住された方は、とても後悔されていて次の移住先を検討されているとのことです。

年金もあるし少しだけ働きながら悠々自適な生活を夢見ていらっしゃる方に、一番大切なことを最後にお伝えします。

移住先は時間とお金を掛けてでも、良い人がたくさん住んでいる地域を選ぶことが大切です。移住支援金や移住相談員の言葉や人柄だけで判断されないことです。

田舎には、必ず都会部にはない独特の集団環境があります。
移住を検討されている地域の人とたくさん会話をしてみて判断されることが大事です。田舎に移住して他人との「エンパシー」を感じることが少なくなるのはとても辛いことです。

陰湿さを感じたらその地域には移住しないことです。挨拶や自己開示が普通にできて、何よりも自然な笑顔にたくさん出会える地域を選びましょう。

美しい景色がって災害のないこと、散歩など運動できる環境があるなど移住先の選択には大切なことですが、それらは実際2番目に大切な事だと思います。

最も大切なことは、そこに住んでいる人たちの自然体の笑顔に頻繁に会えるような地域に移り住むことです。


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