この10年間で株価(日経平均)は3倍以上に高騰していますね。
「ああ乗り遅れた」と後悔している人は少なくありません。
では、これから少ない資金で堅実にお小遣いを増やす方法はないのでしょうか。
最近スマホやパソコンを開けばFX(外国為替証拠金取引)のトルコリラのスワップポイントが非常に高いという証券会社の広告を見るようになりました。
1万トルコリラ/円(約3万円)で一日のスワップポイントが一日28円~30円という取引所までありますので驚きです。
レバレッジ3倍に設定すると約1万円で済みますのでこれを毎月積み立てればよいのでは?って思ってしましますよね。
しかし、それには落とし穴もありますので注意が必要ですなのですが、その前にレバレッジを5倍に設定して毎月1万円の積み立て投資をした場合、毎月のスワップポイント収入シュミレーションを見てみましょう。1リラを少し低めの24円で計算しています。(今後、政策金利をトルコは下げたい、日本円は上げたいとしています)

このグラフを見ると1年後には約8000円、2年経過後は約15000円のお小遣いが各月毎入ってくることになります。
「こんなおいしい話はない」って思いませんか。しかし毎月少額(例えば1万円)からコツコツ積み立て高スワップで不労所得が手に入りそうに見えるトルコリラ投資ですが、仕組みやリスクを正しく理解せずに始めると、資産を大きく失う危険な落とし穴があります。
これからFX投資を始める方に向けて、トルコリラ積立の注意すべきリスクとその対処法を簡潔に解説します。
トルコリラ積立FXの罠:高金利の裏に潜むリスクと初心者が知るべき真実
1. トルコリラ積立の仕組みとスワップポイントの誤解
トルコリラ/円のFX投資では、日本との金利差によって毎日「スワップポイント(金利)」を受け取ることができます。
例えば、前述のとおり「毎月1万円の資金でレバレッジをかけて買い増していく」という運用をした場合、保有するトルコリラの数量が増えるにつれて、受け取れる月間スワップポイントも右肩上がりに増えていくように見えます。
しかし、ここに大きな注意点があります。
- 積立=ポジションと必要証拠金の同時増加 毎月追加する資金は、次のポジションを買うための元手に消えていくため、常に口座内の余剰資金(クッション)はカツカツの状態になりがちです。
- 「下がれば買う(ナンピン)」の罠 価格が下がったときに買い増す行為は、含み損を抱えたポジションの総量をさらに膨らませ、ロスカット(強制決済)の危険性を一気に高めてしまいます。
2. トルコリラ投資が抱える「3大リスク」
初心者が特に警戒すべきトルコリラの最大のリスクは以下の3点です。
- 歴史的な下落トレンド(為替差損) トルコリラは、慢性的なインフレや経済情勢の不安定さから、長期的に価値が下がり続けてきた通貨です。「スワップポイントでもらえる利益」よりも、「為替の下落による損失(為替差損)」の方が圧倒的に大きくなるケースが多々あります。
- 国家破綻や大暴落の恐怖 もしトルコで経済破綻や深刻な金融危機が起きた場合、リラは紙くずのように暴落し、一瞬で強制ロスカットや追証(追加の借金発生)、さらには海外送金・出金の凍結リスクに見舞われるおそれがあります。
- ドル円相場への連動 トルコリラ/円のレートは、裏側で米ドルを介して計算されています。そのため、リラ自体の問題だけでなく、「米国の金利政策やドル円(USD/JPY)の急変動」にも大きく引きずられて下落することがあります。
同じリスクを負うのであれば「スイスフラン/トルコリラ」のほうがいいのでは?
FXでトルコリラを絡める場合、「スイスフラン/日本円」ではなく「スイスフラン/トルコリラ(CHF/TRY)」を選ぶべきかという視点は非常にユニークで興味深い着眼点です。結論から言うと、トルコリラの下落リスクを正面から引き受けて高金利スワップを狙う戦略として、クロス円(CHF/JPYなど)よりも理にかなっている面があります。
スイスフラン/トルコリラが選ばれる理由
- 圧倒的な金利差:政策金利が低い(またはゼロ近傍の)スイスフランを売り、高金利のトルコリラを買う形になるため、理論上非常に大きなスワップポイントが期待できます。
- 円を介さない合理性:日本円を挟まないため、円高・円安といった余計なノイズを避け、純粋に「スイスフランとトルコリラの強弱」に集中できます。
もちろんトルコリラ特有の慢性的な下落トレンド(減価リスク)が直撃するため、売り買いの方向やレバレッジ管理には細心の注意が必要なのは同じです。
スイスフラン/トルコリラについてはこちらのブログ記事をご覧ください。


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