中高年の地方移住は「どんな暮らしをしたいか」をはっきりしておくことが大切

地方移住
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中高年になって田舎らしを始めたいと思っていても、なかなか踏み切れない人は多いと思います。

移住相談支援+田舎暮らしの経験を振り返ってみますと、計画性や準備不足であっても何とか生活は成り立つのですが、一番大切なことは自分の理想の暮らし方をはっきりと描いておくことだと思います。

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移住マニュアルにある「こんな人は失敗するかも」に惑わされない

ある本の記事『こんな人は失敗するかも』について

1,スローライフを夢見て、節約生活をすれば何とかなると安易に考えている。

地方に移って今まで通りの収入を得ることは難しいのですが、節約の工夫が少しづつ身についてきます。買い物に行く回数も減りますし、最低限必要なものをメモしておくことで衝動買いも減りました。スローライフは物欲よりも「本当の幸せ欲求」が高まるようです。

2,田舎の人との人間関係がうまくいかないで孤独感で居た堪れなくなる。

もう無理な人付き合いはしたくない、気楽に過ごしたいと思って田舎暮らしを始める人の方が多いようです。しかし家庭内だけのコミュニケーションだけでは、よほど仲が良くないとストレスが溜まります。かといって田舎で新たな友達を見つけるのは難しいです。

移住先の検討に、「そこに住む人」がどんな人たちかを知ることは需要です。

移住者をたくさん受け入れている地域や人口の多い地方都市に住むのが無難なでしょう。


3,インターネット情報に頼りすぎていた。

インターネット情報は発信元が多くて結局ネットサーフィンに陥ってしまいます。

地方自治体が発信する地方移住支援サイトは、移住呼び込み広告だと割り切って閲覧したほうが良いでしょう。

実際に既移住者の発信しているブログやSNSは、その内容が自分の理想の田舎暮らしに近ければ参考になりますね。連絡を取って見ると快く対応してくれる人が多いです。

「こんな地域に来るんじゃないよ」って、移住に失敗した人の発信するサイトがあると有難いのですが、そういった情報は稀有ですね。

4,虫(蚊、蟻、ハエ、ムカデ、ヤモリ、蛇など)が嫌い。

相当な田舎に住めば蛇が庭先にいたり、ムカデが家の中にってきたりします。

ですから冬の季節以外は家の周りに虫よけ薬剤は欠かせません

ヤモリやカナトヘビも時々いますが、害はありません。

慣れるしかないですね。どんな虫たちも人間に比べればかわいいものですよ。

5,庭の草取りが嫌い。

梅雨の時期から3回ほど除草剤を撒きました。少し値段は高いのですが近所の猫が舐めても大丈夫なもを使います。

田舎は雑草との闘いですが、一軒家の庭であれば何処に住んでも同じことでではありますけど田舎の一軒家の場合は庭が広いですからね。

地方の市街地の新しいマンションに住む方が楽です。

6,働く場合、田舎で通用するスキルを持っていない。

田舎なのだから低賃金で構わないのでのんびりとやれる仕事があるだろうと安易に思わないほうが良いです。

今迄に積み上げたスキルを認めてくれる職場は少ないですし、待遇の良い仕事はコネのない移住者の採用は難しいかもしれません。

自治体の移住相談窓口で直接的に仕事探しの支援をしてくれるところは少ないのですが、○○仕事センターといった無料で就職仲介サービスをしてくれるところもあります。移住する前に活用すると便利ですが、参加企業は限られている場合が多いですし、専門的なスキルを持っている人の求人が多いようです。

ハローワークでの相談は、窓口相談員が詳しい企業情報を話せないですし、実際あまり把握していません。応募者数を増やすことだけが目的では?って感じられるかもしれません。

Uターン移住の場合は、故郷に住む古い友人に声掛けをしておくことをお勧めします。


7,貯蓄が少なく、移住支援金を過大に期待する

相当なへき地、島などでは若い人を呼び込みたいので、移住するだけで移住支援金が支払われるところもあります。

移住者に限った制度でなくても、いろいろな補助金制度はあります。例えば中古住宅購入の際のリフォーム補助金などは、増え続ける空き家を減らすための施策でもあります。オール電化や浄化槽工事、キッチンやトイレ、バス、部屋の段差をなくすバリアフリー工事などです。

申し込む際には契約前にしっかりと業者や市役所担当課に相談しておいた方が良いです。自分でリフォームなどを行っても支給される場合はありますが、ほとんどの業者が工事に入れば補助金請求手続きもしてくれますので、その方が楽です。

一番大切なことは、自分の暮らしの設計

当たり前のことですが、移住してどんな生活を送りたいのか、自分が求めるものは何かをはっきりしておく必要があります。

そして「思い描いていた暮らしと違った」を少なくするために入念なリサーチと確かな計画をしっかり立てておくことが大切です。

また、たとえ思い通りにならなかった場合でも、その都度修正していく柔軟性、行動力があれば大丈夫です。

やるべき事はやって、後は ”Take it easy” 気楽な楽天主義者になれば田舎暮らしは楽しいよ。


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